2014年7月13日日曜日

起動画面から見るLibreOfficeのツール

さて、めでたくこれでLibreOfficeがお手元のパソコンにインストールできました。

○Writer(ワードプロセッサ)
文書の作成ができます。写真や図表をレイアウトして美しく配置できます。


○Calc(スプレッドシート、表計算)
データを縦横の表に配置して計算したり、データ処理をしたり、線を引いて作表したりできます。



○Impress(プレゼンテーション)
プレゼンテーションで使う見やすく分かりやすい発表用資料を作成したり編集できます。


○Draw(図形描画)
線や図形を組み合わせて、文書で使う図版を作成・編集します。

○Base(小規模データベース)
事前に設定しておいた並びに沿って、データを追加・削除・編集したりできるデータ管理ツールです。商用の本格的データベースを使うほどでもない、個人や小規模ビジネスに便利です。

○Math(数式エディタ)
高等数学や物理学などで使う、複雑な数式を作成するエディタです。理科系の論文などを書くのに威力を発揮します。

いくつかのツールがありますが、まずは一般的によく使われるワードプロセッサ、スプレッドシート、プレゼンテーションの3種類に絞って、使いこなし方を探っていきたいと思います。



ワードプロセッサWriterをざっと見てみる

まずは文書作成に便利なWriterを見てみましょう。

ワードプロセッサなので、文章を書いて編集したり、図表や写真を入れたりレイアウトしたり、美しい文書を作成することができます。



通常はドキュメント上で直接文書を作成し、上のメニューからコマンドを選んで、自分のやりたい処理を実行します。

よく使われる機能については、メニュー下にアイコン(小さな絵柄のマーク)が並べられ、いちいちメニューを開かなくてもワンタッチですばやく動作できます。





たとえば、文書のアイコンは「新規作成」を意味して、文書、スプレッドシート、プレゼンテーション文書など、LibreOfficeで新規に文書を作成するときのスタート地点になります。

その横のバインダーのマークは「開く」ということで、すでに作成してある文書を開くときに使用します。

その横のフロッピーディスクのマークは、ちょっと古いだろうという気もしますが、作成中の文書をファイルに保存するためのものです。またその横の封筒のアイコンをクリックすると、作成中の文書を自分がいつも使用しているメールソフトに添付ファイルとして付けてくれます。誰かにメールするときに便利です。

下には文書編集やレイアウトに直接関係ある機能が並びます。

スタイルは段落の配置や大きさを決めます。章や説のタイトルを示す見出しであったり、本文であったり、また補足情報を書くための小見出しであったり、レイアウトを決める基本になります。

その横はフォントの種類とサイズになります。

また強調したい箇所を太字にしたり、斜め(斜体)にしたり、下線を引いたりすることもできます。

基本的な操作でそれほど複雑でない文書を作成するだけなら、これだけでけっこうできるはずです。

2014年7月1日火曜日

LibreOfficeインストールパッケージの入手とインストール

LibreOfficeはフリーウェアです。寄付は募っているので、できれば寄付した方が今後の機能強化に役立つのでしょうが、とりあえず配布サイトに行き、インストールパッケージを入手してください。

LibreOfficeのパッケージについては、以下のサイトで配布しています。ここからダウンロードして、そのままインストールすればよいのです。


https://ja.libreoffice.org/download/libreoffice/



●Macへのインストール

※Windows版は以前のものを末尾に記載してあります。


1. 先ほどダウンロードしたLibreOfficeのファイルをダブルクリックします。


2. インストール用フォルダーが開きます。


3. マウスをファイルに合わせて、インストール用フォルダ(左)からアプリケーションファイルに(左から右に)コピーします。

4. 「アプリケーション」フォルダを開くと、ファイルがコピーされています(上段の中央)。




いちいち「アプリケーション」フォルダを開いてLibreOfficeを起動するのも面倒なので、ファイルをドラッグしてドックに入れておくと、すぐに起動できます。


これで準備ができました。




2014年6月29日日曜日

無料オフィスソフトを選ぶならLibreOfficeのスゝメ

文章を書くにはワードプロセッサ、データを集計したり分析するには、あるいは表やフォームを作ったり簡単なチャートを作ったり、さらにちょっとしたアイデアを並べて眺めたりするのにはスプレッドシート(表計算ソフト)。

自分のアイデアを相手に説明するにはワープロソフトよりビジュアル編集がしやすいプレゼンテーションソフトで要点をまとめて相手に説明して、ついでに打ち合わせ中に、というように、もはやオフィスソフトなしでは事務仕事はおろか、自分の頭の中の整理すらできない昨今です。

ほとんど中毒といえるくらい、これらのツールに依存しています。下手に紙と鉛筆で何かやろうとしても手が震えてしまい、まともに文字が書けないほどです。

そこまで中毒だというのに、事実上の世界標準ともいえるMicrosoft Officeは高価で、バージョンアップも多く、そのうえ2007が登場してきたときのように、バージョンアップで画面デザインや操作方法、いわゆるルック&フィールがごっそり変わってしまったり、新しいファイル形式が出てきて、古いバージョンが見捨てられてり、何だかイヤになりました。

昔から同じことを考える人は多いようで、いくつかの会社で安価な互換オフィスソフトが出てきたり、Javaを開発していたSun Microsystems(現在はOracleに買収・合併された)からStarOfficeという、そこそこ機能のあるオフィスソフトが出てきたり。そこから発展してオープンソースとしてOpenOffice等も登場してきて、しかもWindowsだけでなくMacOSやLinuxなどマルチプラットフォームMicrosoft Officeの牙城を崩そうという動きが出てきました。

それから数年が過ぎて、OpenOfficeはかなり実用度の高いものとなりました。

また過去にMS-WordやExcelで作った文書やデータを再利用できるかが大きな懸念点であり、逆のそれがある以上、人々はなかなかフリーウェアに乗り換えることもできなかったわけですが、OpenOfficeではそれらのファイルをかなり高い精度で読み込めるようになりました。

マクロが使えなかったり、フォントやレイアウトが少し違ったりなど、若干の制約はあるのですが。

また私は昔からMac使いなのですが、一部Windowsも使っていたりして、両方のプラットフォームでMS製品を買うのもつらいので、思い切ってMicrosoftを止めて、フリーのオフィスソフトに乗り換えることにしました。

OpenOfficeとそこから派生したLibreOfficeがあり、どちらがいいか迷ったのですが、メニューを見ると統計系の機能がやや充実しているように見えたのと、作図機能が使いやすかったので(実際、両者の差はほとんどないと思うのですが)、LibreOfficeを入れることにしました。ぱっと見の印象で決めただけで、いい加減なもんですが。

いちおうMS-Officeはそれなりに使いこなしているつもりなので、その知識をベースにしつつ、今後このツールを使いこなしつつ、後に続く人のためにメモや記録を残していきたいと思い、このサイトを作ることにしました。同じ思いを持った方の何かしらお役に立てれば幸いです。

起動画面を開いたところ